2009年12月30日水曜日

はらっぱの冬休み



年末年始休園:12月30日(水)〜1月6日(水)
上記期間中プレーリーダーはお休みをいただいています。
園内で遊ぶのは自由ですが、焚き火ができなかったり、水道や工具なども使えません。
1月7日(木)にまた会いましょう!

というわけで、本日30日からのお休みのために、
昨日のはらっぱは超片付けモードでした。

ワタクシも初老のカラダにムチ打ち、片付け作業に追われていたんですが、
そんな中、子どもたちはもちろんマイペースで遊んでいます。



片付け作業のため、一時移動した机にめざとく目をつけ、
さっそく椅子を持ってきて、何やら会議をはじめました。




日が暮れるまで、何やら楽しそうに談笑しています。

子どもたちにとっては、単に一時移動しただけの机でも
格好の遊び道具になっちゃうんですよね。

片付けに追われながらも、にんまり笑っちゃうような、
そんな素敵な風景がありました。

今年も一年、よく遊びました。
来年もよろしくね〜。

2009年12月26日土曜日

宝探しこぼれ話し


20日に開催した宝探しでのヒトコマ。

ワタクシの今年の役どころというのは、
はらっぱの昔話が記された紙芝居を読むおじーさん。

まぁ、こんな感じのメイクで出たんですが、


コレ、大人なら誰が見ても変装だって分かりますよね。

ところが、イベントが終わって、ヒゲを取ってお昼ご飯を
食べてると、何人もの子どもたちが「あ、ヒゲがない?!」と
驚きの声をあげるんですよ。

反応は様々なんですよね。
「おヒゲ、どうしたの?」と心配してくれる子あり、
「ほら、やっぱりニセモノだった」と得意満面の子あり、
その他にも「顔の色が(耳の後ろで)違う!これ、本物じゃないんだ!」
とか、中には
「キミ(と呼ばれました)、去年も私たちを騙したでしょう」と、
なんと去年の宝探しの仮装まで覚えている子あり…。

まぁ、そーゆーのはもちろん低学年までなんですが、
なんて言うんですかね、改めて思ったのは、子どもって純真だねとか、
そーゆーことではなくて、まぁ子どもってやっぱり
子どもなんだなってことなんです。

つまり、判断力とか分析力とか論理的思考力なんかが、大人とは圧倒的に違う。

「何を当たり前の事を…」と思いますよね。
イヤ、当たり前の事を言ってるんですが、これがどうもですね、
最近子どもが子どもっぽいって事を忘れてる人が
多いんじゃないかなぁって思うんですよ。

たとえばはらっぱでも、
「こんな所で棒を振り回したら、誰かに当たるってどうして分からないの?!」
って本気で子どもに言ってる声が聞こえてきたりするんですね。
「どうして約束したのに守れないの?」とかも良く聞きます。
イヤイヤ、カンタンな理屈が分からないから、約束なんて忘れちゃうから
子どもなんですよね。
先の事が予測できたり、約束をきちっと守れたり、空気が読めたり、
そういうワタクシたちについているチカラは、成長とと共に少しずつ
獲得したものじゃありませんか。

な〜んてエラそうに言いましたが、実を言うとワタクシ自身も
その手のセリフを結構良く言ってしまうクチです。
だから、言いたくなる気持ちは、ホント良く分かるんです。

でも、子どもはやっぱり、驚くほど子どもなんです。
つけ髭や、顔に色塗った程度の仮装でも、本物かどうか
分からなくなっちゃうんです。

子どもたちに色んな事を教えたり、しつけたり、時には怒ることも、
もちろん大切なことです。
けれど、相手が子どもであるということは、やっぱり忘れずにいたいなぁと、
そんな風にあらためて感じたできごとでした。

2009年12月21日月曜日

宝探し、楽しかった~

ハイ、というワケで、昨日(20日)は宝探しでありました。
宝探しというのは、はらっぱ2大イベントのひとつで、
毎年趣向を凝らした謎を大人がしかけて、
子どもたちがそれを解く、というスタイルをとっています。

いわば、プレーリーダーをはじめ、ワタクシたち世話人など、
地域の大人たちから子どもに出される遊びの挑戦状。
とゆーことは何が起こるかと言いますと、準備が大変なんであります。

つまり、子どもたちが遊びに来る昼間に作業する事ができないので、
全部夜の仕事になるワケです。

特に前日の夜はもう超大変。
一夜ではらっぱの風景をがらっと変えなければならないので、
作業量がハンパじゃない!。豊臣秀吉の墨俣の一夜城もかくやと
思わせるような、突貫工事が毎年繰り広げられるのです(笑)。

今年の場合は、高さ1mぐらいの大きな土の山をひとつと、
高さ50cmぐらいの小山を15個つくる!という、まるで地獄のような
重作業がありまして、はらっぱ育ちの屈強な若者や、男子高校生の
チカラも借りて、なんとか完成させました。

その成果がコチラ。
朝8時頃、まだ子どもたちがいない時間に撮った写真です。



その他、いつもの林もたとえばこんな風に、仕掛けが施されています。


また、当日は役柄に合わせて地域の大人たちやボランティアの
若者たちが仮装をして子どもたちを宝探しの世界に案内します。


これは、隣接する公園の池で子どもたちを待つカエルさんたち。


こちらは、はらっぱ猿軍団。やはりお隣の緑泉公園の樹木園の中です。


カラスさんたち、ハイポーズ


えーと、彼はモグラさんだそうです。サングラスがカッコイイ!
ちなみにワタクシたちの涙と汗の結晶の土の小山は
彼の管轄でして…


こんな風に旗たおしのゲームになっているわけです。


ネズミさんと彼の小さなお家。
ちなみにこの家の中には、下に見える狭い通路を通って出入りするため、
小さな子どもしか入れません。

ちなみに中はこんな感じになっていて、ここで小さな子どもたちは
チームの全員分のおにぎりをもらって帰るという寸法。

そうそう、説明が遅れましたが、宝探しは例年チーム戦です。
参加した子どもたちをシャッフルして6〜8名程度のチームをつくるんですが、
その際、年齢などが偏らないよう、均等に振り分けます。
つまり、年齢も性別も学校も違う、ひょっとしたら会った事もない子たちが
ひとつのチームになって、謎やゲームを一緒にクリアしていくわけです。

最初のウチは息が合わなかったり、大きい子と小さい子でできる事が
違う事から生じるトラブルなど、まぁいろんな問題が起こるんですが、
一緒に遊んでいくウチに、段々心が通いあってきたり、
仲良くなっていったり…。
宝探しとは言いますが、実の所その体験そのものが宝じゃないかと、
まぁうまい事を言っても仕方がないんですが(笑)、
そんな思いで、夜遅くまで準備に追われながら、
プレーリーダーたちは毎年ガンバってくれてるんですね。

というワケで、今年は小学校4年生の子がリーダーだった、
黄色チームが見事に宝箱をGET!



最後はみんな仲良く、お母さんたちがつくってくれた
おうどんをいただいて終了しました。

寒さを心配したんですが、暖かな日射しに恵まれて、
今年も無事、宝探しが終わりました。

参加してくれた子どもたち、そして手伝ってくれた若者たち、
地域の大人の皆さんに感謝であります。