曇り空とにらめっこしながら…にはなりましたが、
本日、子ども商店街が無事に開催されました。
朝7時30分頃に、様子を見にはらっぱに行くと、
早くもリーダーたちが来ていて準備にいそしんでいました。
地面の様子も思ったよりはずっとコンディションが良く、
お互いに笑顔で「大丈夫そうだね!」。
そう、もうこういう時はポジティブシンキングで
雨のことなんて考えないしかないんですよね(笑)。
そんなスタッフ一同の強気が天に通じたのか、
曇り空ですが、風もなく暖かく、まずまずの日和です。
しかも、実は今年はらっぱの子ども商店街は20周年だったのです。
9時にもう一度、はらっぱに行くと、すでに出店する子どもたちでいっぱい。
いや、大げさでなくこの子ども商店街を
一年心待ちにしている子たちも多いんですよね。
リーダーたちから聞いたんですが、
雨が降った昨日、突然「私たちも店がつくりたい」と言って
来た女の子たちがいたそうなんです。
で、その子たちのお母さんいわく、
2月中旬に学校で配られた「子ども商店街、出店者募集のお知らせ」は、
ちょうど学校での配布物が多くて、その子たち、気づかなかったそうなんですが、
春休みの予定を書いた「はらっぱ便り」という定期的なお知らせに、
子ども商店街の予定を載せたところ
「それは見ちゃったらしいのよね〜」とのこと。
気づいたのが、商店街直前だったにも関わらず、
なんとか出店したい、と友達に声をかけ、リーダーたちに直訴し、
突貫工事でこの日の出店にこぎつけたのだとか。
いや〜、楽しい事に対する子どもたちの執念、
なかなか頼もしいものがあります。
本日はお天気も今イチだったり、あと食べ物のお店が多くて、
たとえばポップコーンのお店が三つぐらいあるなど、
競合も激しかったせいか、各店売り上げを上げるのに苦労したようですが、
それでも、なかなかの売り上げが上がったようですよ。
午後3時の閉店と同時に、3週間かけてつくったお店を解体
(まぁ一日でつくった子も珍しくないですが)。
この解体がしかし、なかなか楽しいんですよね。
来てくださっていたお母さん・お父さんたちにも
手伝っていただいて、釘を抜いたりして、材木を仕舞います。
すっかり片付いた後で、みんなで乾杯!みんな本当に頑張りました。
子どもたちが、本物のお金を使って、手作りの品を売り買いする
子ども商店街。
お店づくりがうまくいかなかったり、
思い通りに物が売れなかったりしても、
その失敗のプロセスそのものが、創意工夫の出発点。
お店づくりの3週間の経験は、子どもたちにとって、
かけがえのない時間になったことと思います。
さぁ来年は、どんなお店に会えるかな〜?