2010年3月22日月曜日

子ども商店街、楽しかった〜

ハイ、というワケで春の嵐から一夜明けて、本日は日本晴れ。
風もおさまった、春の日射しの中で、子ども商店街が無事開催されました。

雨天予備日ということで、人出の少なさを心配したんですが、
ふたを開けてみれば、大入り満員!

街並みの、この…なんて言うんですかね、あばらやな感じも相まって、
戦後の闇市って感じの様相であります(見た事アリマセンが)。

いやぁしかし、ホントに個性豊かな店が勢揃いであります。

店構えが一番立派なのは、やっぱり高校生や中学生のお店。


この子たちは、はらっぱで育った若者たちなので、
お店づくりも商品づくりも超慣れていて、アイデアいっぱい。味も抜群。

そして一番小さいお店は、恥ずかしながらワタクシの長女のお店。

いや、この小さいお店の話ってのがなかなか面白いので、
ちょっと長くなりますがご紹介。

子ども商店街と言えども食中毒なんて出しちゃったら大変なので、
食べ物を出すお店には、結構細かい条件があります。
なかでも一番大きな条件は、日よけの屋根をつくる事。
それと、商品に埃がかからないように、テーブルをつくる事。

これ、やっぱり屋根をつくるとなると大変なので、
いわゆる一つのハードルになって、小さい子だけのお店とか、
一人だけでお店する子には食べ物屋って難しくなるんですね。

で、案の定小学一年生で、しかも一人でお店を出す彼女も、
ギリギリになってもちゃんとした屋根がつくれなかったワケです。
と言うか、何とかかんとかフニャフニャのテーブルをつくったら、
もう半分終わったみたいな気になって、日々遊び倒してるんですよ。

で、どうするのかな〜と思っていたところ、
彼女は直前になってプレーリーダーに聞いたわけです。
「屋根って、ワタシにかかってなきゃダメなの?」と。
そうすると、プレーリーダーとしては、
「ううん、商品にかかってれば良いんだよ」と言いますよね。

すると、我が意を得たりとばかりに
「じゃあ、これ(フニャフニャのテーブル)を屋根にする!」
つまり彼女は、テーブルの下に、もひとつ小さいテーブルを
こさえまして、食べ物屋の条件をクリアしたわけです。

まぁ、なんて言うんでしょうか。
これが人様の娘さんだと、「いやぁスゴい、コロンブスの卵ですね!」
と言えるんですけど、親としては、自分の子育てが間違ってないかと、
かなり疑問が残りますよね、いやはや子育ては難しい(笑)。

さて、そんな個人的な感慨はともかくとして、
子ども商店街、午後には歌あり踊りありのステージがはじまって、
さらに盛り上がった後、3時の閉店を迎えます。

で、閉店になりますと、全員で一斉に店を壊します。

3週間ぐらいかけてつくった愛着のある店ですが、
やっぱり地域の中にある遊び場としては、釘がむやみに出てたり、
屋根が今にも落ちそうだったりするお店を何十とは置いておけないんですよね。
残念ですが、仕方ありません。

しかし、まぁ壊すとなると、これはこれで実は楽しいんですよ。
慣れてる子なんかは、小さい体で大きな掛け矢を振り回して解体します。

で、釘を抜いて、材木を廃材置き場に片付けて、
最後は全員で打ち上げします。

見に来られたお母さん、お父さんたちにカンパしていただいたお金で
ジュースやお菓子を揃えて、みんなでカンパ〜イ!!



さて、子ども商店街と言えば、実際のお金のやり取りをすることがキモ。
売り上げは当然現金でもらえますが、仕入れなどのコストだって、
現金で払わなきゃウソですよね。

ですので、例えば保護者説明会などでも、「たとえお家にある
材料を使って何かつくったとしても、ちゃんと材料費は子どもたちから
取ってくださいね」とお願いします。

こうして、売り上げからコストを引いて利益が出るんですが、
その一割ははらっぱにカンパしてもらって、その使い道も
みんなでこれから決めていきます。

子どもたちが、働くということと、お金ということと
真っ正面からぶつかる経験ができる子ども商店街。

今年も楽しく、濃い一日が終わりました〜。

2010年3月21日日曜日

本日の子ども商店街は中止です。

子ども商店街は22日(月祝)開催となりました。
10時開店〜午後3時閉店
※小銭をいっぱいご用意してお越しください。

昨夜からの雨と強風で、お店がバッタバッタ倒れているため、
本日の子どもの商店街は中止となりました。
22日に会いましょう!


いやしかし、ちょうど、前回(3月17日)の更新でもご紹介した
昨年書いた子ども商店街の記事にも、お店が倒れた時の
子どもたちの様子を書いたんですが、今年はなんと言っても
本番の予定日にお店が倒れてしまうというアクシデントで、
さすがに子どもたちのショックを心配したんですが、
いや〜大したモンで、やっぱり彼らのほとんどがケロッとして、
トンテンカンテン、お店をつくり直してるんですね。




中には、完全に前あった店よりもグレードアップした
子たちも(笑)。


もちろんみんな遊びながら直してたり、
ガッと修理して、その後みんなで遊んだり…思いがけず
ぽっかり空いた春の休日を楽しんでいましたよ。



まぁ、こんな感じで過ごせるなら、中止も悪くはなかったかな〜と。

明日は良い天気に恵まれますように!




2010年3月17日水曜日

3月21日(日)は子ども商店街!

10時開店〜午後3時閉店 雨天予備日:22日(月・祝)
※小銭をいっぱい用意してお越しください

はい、というワケでまたもや久しぶりの更新ゴメンなさい。

と言うか、実はワタクシもそれなりに社会人として働いておりまして(笑)、
やはり年度末は多少なりとも忙しく、
なかなかはらっぱに足を運べてないんです。

で、今日は所用でちょっとだけはらっぱに行ったんですが、
イヤ、びっくらこきましたよ(古いな)。


は、は、はらっぱに街が出来てる〜!!


普段は何もない、文字通りのはらっぱに、
戦後の闇市もかくやとほうふつさせる街並みが、
あらわれているんですよ〜(言い過ぎ?)

はらっぱを良くご存知の皆さんなら、これが何か分かりますね。
しかしながら、はらっぱwebには実際のはらっぱを良く知らない方も
いらっしゃるので、一応ご説明しましょう。

タイトルにもありますが、いよいよ次の日曜に迫った
「子ども商店街」の準備のお店づくりが、佳境に入ったんですね。

子ども商店街は、冬の「宝探し」と並ぶ、はらっぱ2大イベントのひとつ。

はらっぱを商店街になぞらえて、子どもたちが一日限りのお店で、
食べ物、ゲームや、アイテムなどを売り買いします。
自分たちだけで、何を、どうやって、いくらで売るかを考え、
商品も、お店も、宣伝も全部子どもたちだけでつくって、
実際のお金をやり取りします。
(子ども商店街に関する去年の記事はコチラ

はらっぱの子ども商店街のルールは二つ。
一、売って良い商品は手作りに限る
二、値段は1個100円まで

そしてもちろん、大人は手出し無用であります。

毎年恒例の、このイベント。
商店街本番のだいたい3週間ぐらい前から、みんなしてお店を建てるんですが、
まぁなんて言うんですか、何年か前は参加者も少なく、
あと慣れた子も多くなかったので、お店づくりも超難航してたんですが、
今年はもう2回目、3回目という子も多く、みんな格段にうまくなっているんですねぇ。
以前なら、本番まで4日前というこの時点で、
こんなに街ができてるなんてこと、ホントになかったんですが(笑)。

ちなみに子ども商店街は、ご近所さんにも大人気なので、
例年午後には売り切れる店がいっぱい出ます。
なるべく早い時間のお越しをおすすめします。

また、毎年商店街を盛り上げるステージも開催されます。
こちらは大人もOK!ただ今出演者募集中です。
当日の飛び入り参加も大歓迎。
我こそはと言う方は、大人も子どももふるってご参加ください。
詳しくは、はらっぱのプレーリーダーまで。

去年に引き続き、今年もちょっとお天気が心配なんですが、
3月21日(日)午前10時、ぜひはらっぱにおいでくださ〜い!!

2010年3月2日火曜日

気がつけば…




今年ももう3月。
いよいよ春の訪れ…ということで、はらっぱwebも
何度目かのトップ画像更新です。

はらっぱwebの歴代トップを飾ってきた素敵な写真は、
中井菜央さんという写真家の方が、
5~6年ぐらい前ぐらいから、はらっぱでせっせと
シャッターを切ってたものです






中井さんの写真がもっと見たい方はコチラへ


ちなみに当時中井さんはまだ、写真学校の学生さんで、
このはらっぱで撮った写真で、有名な賞に輝いたりしたんですよ。

ちなみに、中井さんは現在、また違うテーマでの写真で、
有名な「1_WALL」という賞にトライしておられて、
このたびめでたく6名のファイナリストの1人に選ばれ、
もうすぐ最終審査に臨まれます。


彼女もまた、はらっぱの子どもたちから
パワーをもらった大人の一人。

いろんな子どもがいて、いろんな大人がいる。
それもまた、はらっぱの魅力のひとつです。