2014年4月17日木曜日

小さな人たちの大きな世界

春の…と言うより、
もう初夏の陽気さえ感じるこの頃。

はらっぱでは、様ざまな花が可憐さを競い合うように咲いています。






そして、子どもたちお待ちかねの実のなる木の
先陣を切って、キンカンが!



小粒ですが、その分食べたらほぼ皮ですので、
キンカン的にはとっても食べやすくて、美味しい!

そして本日のワタクシはなぜか、
女の子たちのおままごとにおよばれ。

ヒマなのをイイことに、合計3時間弱ぐらい、
がっつり女の子の世界を満喫してきました。




素材を摘んできて包丁でカット。


泥やら砂やら木屑やらを適宜使い分けて、
彩りも鮮やかにお料理していきます。


小さな人たちの豊かな想像の世界に入り込むと、
なんだか本当に、現実の世界との壁が、
ぐにゃりと歪んで、溶けていく気がします。

ときどき、おままごとでつくった食べ物を本当に
口に入れてしまう子がいますが、
ちょっと気持ちが分かります。



天ぷらに、スープに、唐揚げに、カレーに…あとなんだっけ?
たくさんこしらえました。

はらっぱで、こうしてのんびり子どもたちと一緒に遊んでいると、
自分も実家の小さな庭で、一心不乱に遊んでいた
あの時の気持ち…というより“感じ”がよみがえってきて、
とても不思議な気持ちになります。

想像力も集中力もフル回転させて、遊びに没頭する時間は、
ワタクシが子どもの頃には、誰もがたっぷり与えられていた…
と思うのですが、今の子どもたちはどうでしょう?

ワタクシが見る限り、今日のこの二人の小さな人のように、
毎日のようにのんびり遊べる子どもは、とても恵まれた
環境にいるように思います。

もっともっとたくさんの子どもが、
もっともっとたっぷり、ゆっくり遊べるようになれますように!



2014年2月8日土曜日

雪遊び!

いや〜、今日はホント、すごい雪でしたね。

もちろん、働いている方には迷惑極まりない雪なのですが、
遊び場にとっては、子どもたちが雪遊びを東京でできる貴重な機会!

今日もたくさん(でもないか、いつもぐらい)の子どもたちや、
大人たちが、雪遊びを楽しみに来てましたよ〜!





はらっぱの雪遊びの一番人気はやっぱりコレ!
そり滑り!



昨日からプレーリーダーたちが、
斜面になってる地面に、ブルーシートを敷くなど、
雪が積もりやすいように準備していたのだそうですが、
そんな準備など全然必要なかったほど大量の雪!
しかもサラサラの粉雪だったので、ソリも滑る滑る!



そして、普通のソリ滑りに飽きてくると、
人はやはり、さらなるスリルを求めるものらしく、
滑り台の上から滑ってみたり、
さらにはその下にジャンプ台をこしらえて、
高梨沙羅選手よろしく(大げさ)飛んでみたり!



いや〜ホント、楽しい一日でした。
しかも、2月8日23時30分現在、
まだまだ雪は猛烈なイキオイで降っています。



明日は、さらに積もっていること間違いなし!
みんな、雪遊びしにおいで〜!

2014年1月7日火曜日

追悼:大村虔一さん

1月6日(月)14時45分、大村虔一さんが亡くなられました。

享年75歳。

大村さんは、1970年代の中盤頃、奥様の璋子さん(故人)と共に
英国や北欧で発展しはじめていたプレーパークを日本に紹介し、
ここ世田谷区で、実践を始められた方です。



つまり、このはらっぱを含めた、世田谷区4カ所のプレーパーク、
そして、日本のすべての冒険遊び場の生みの親とでも言う方なのです。

ワタクシも、何度かお会いしたことがありますが、
気さくで、やさしくて、でも同時に強さも知恵もあって、
ホントにいろんな意味で「大きな方」でした。

すでに訃報に触れてから一昼夜が経ちますが、
まだ、信じられない思いでいっぱいです。

今はとにかく、生前のお働きに感謝して、ご冥福をお祈りしたいと思います。

虔一さん、本当にありがとうございました。
あの世で、璋子さんと一緒に、私たちをお見守りください。